パリ五輪マスコットに批判 ぬいぐるみは中国製、デザインに嘲笑も
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【11月18日 AFP】2024年パリ五輪・パラリンピックの大会マスコットについて、製造されるぬいぐるみのほとんどが中国製であることに批判が集中している。
14日に発表された大会マスコット「フリージュ(Phryge)」は、フランス革命を象徴する赤い三角形の「フリジア帽」をモチーフにしている。
だが大会組織委員会によると、フランスの玩具メーカー2社がぬいぐるみ製造を受注したものの、国内で製造されるのは全体のわずか8%。残りは中国に外注され、国内製造分も中国産の材料が使われる。
オリビエ・ベラン(Olivier Veran)政府報道官は17日、「フランスが数か月で200万体のぬいぐるみを作るための原材料と織物工場を確保できるよう取り組んでいるが、今のところそれができないというのが現実だ」と説明。大会組織委員会も、フランスで売られているおもちゃの大多数が中国製だと指摘し、批判に反論した。
ソーシャルメディア上では、マスコットの赤い三角形が帽子よりむしろ陰核(クリトリス)に見えると嘲笑する声も広まっているが、これについて大会組織委員会は公にコメントしていない。(c)AFP