【11月16日 AFP】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は16日、インドネシアで開催されている20か国・地域首脳会議(G20サミット)でオンライン演説し、会場に「テロリスト国家」がいると述べ、ポーランドに着弾し2人が死亡したミサイル攻撃はロシアによるものだと非難した。

 AFPが確認した演説の原稿によると、ゼレンスキー氏はこの中で、ミサイル攻撃は「G20に向けたロシアからの真の声明だ」との見方を示した。

 ポーランド政府は、ミサイルの発射主体に関する明白な証拠はないとし、米国のジョー・バイデン(Joe Biden)大統領も、「ロシアから発射された可能性は低い」としている。ロシアは関与を否定している。

 しかし、ゼレンスキー氏は直ちにロシアを名指しで非難。ポーランドへの攻撃に対し、「迅速な対応」を呼び掛けた。(c)AFP