【11月16日 AFP】エクアドルサッカー連盟(FEF)は14日、W杯カタール大会(2022 World Cup)に向けた登録メンバーを発表し、無資格の疑いを持たれていたDFバイロン・カスティージョ(Byron Castillo)が落選した。FEFは15日、カスティージョを外したのは、さらなる「不当な処分」を避けるためだと説明した。

 カスティージョはW杯南米予選出場時に無資格だった疑いがあるとして、チリとペルーがエクアドルのW杯出場に関して異議申し立てを行っていた。

 スポーツ仲裁裁判所(CAS)は前週、カスティージョには出場資格があると結論付け、エクアドルの本大会参加は確定した。その一方で、FEFは同選手のパスポートを「改ざん」したとして、罰金10万スイス・フラン(約1500万円)と2026年W杯(2026 World Cup)南米予選における勝ち点3剥奪の処分を科された。

 そうした中でFEFは「さらなる不当な処分を受けるリスクがある中で、国際サッカー連盟(FIFA)に提出する最終リストからバイロン・カスティージョ選手を外すことを余儀なくされた」と発表した。

 カスティージョ本人は同日、インスタグラム(Instagram)にチームの写真を投稿して仲間の健闘を祈り、「僕の夢はここで終わらない。しっかり踏ん張る」とつづった。

 エクアドルは20日の開幕戦で開催国カタールと対戦する。(c)AFP