【11月16日 CNS】第5回中国国際輸入博覧会の開催初日の11月5日、共同購入ECプラットフォームの拼多多(Pinduoduo)の「百億補貼」という100億元(約1980億円)の補助金キャンペーンが、中国中央電視台(CCTV)央視新聞と共同で、「グローバルグッドグッズが目の前にある」という輸入博特別ライブを開催した。この間、輸入博に出展したブランドを中心に100以上の輸入商品のプロモーションを行い、2000万人以上のネットユーザーが視聴・共同購入した。

「Eコマースは、輸入博効果を増幅させるものだ。各地の保税区に入居する企業を誘致・支援し、良質な輸入品に『百億補貼』を出すことで、海外ブランド商品の進出コストを引き下げた」と、拼多多のグローバルソーシングの担当者は述べた。

 2018年の第1回輸入博から5年、ますます多くの展示品が各家庭に浸透してきた。

 実際、新型ECは、展示品を商品化するための効率的な早道となっている。

「以前は、タイのブランドを代理していた。商品が国内市場に入る際、スーパーマーケットやコンビニなどのオフラインチャネルでは、さまざまな入居料や長い会計サイクルが必要となり、コストが高かった。それと比べ、Eコマースは近道と言えるだろう。一方、工場調達、独立輸送、自主保管のモデルは、全面的にコストを削減することができる。加えて、拼多多などの新型ECプラットフォームのコストは低く、『百億補貼』の実質的な補助金もあり、私たちは消費者に利益を還元することで、高いリピーター率を達成することができる」。昆明励奇サプライチェーン有限責任公司の責任者の李学全(Li Xuequan)さんは、タイのレッドブル(Red Bull)のトップ販売業者だ。このエナジードリンクシリーズは、4年連続で輸入博に登場した。

 李さんによると、現在、国内市場に参入するタイ・レッドブルのかなりの割合が、「工場・EC輸出」モデルによるものだという。これは、販売業者が海外市場の予想に合わせてあらかじめ商品を調達し、その商品を保税倉庫に入れるという仕組みだ。国内の消費者が拼多多に商品を注文すると、保税倉庫から消費者に直接商品を届けることができる。複数の流通や長い輸送などの中間の手続きを省き、販売価格を大幅に引き下げることもできる。

「輸入博から5年、中央と地方の複数の政策の支援のもと、輸入のグリーンインフラの整備を加速し、海外ブランドの市場参入のための早道を構築し、越境EC市場の急速な発展を促進し続けている」。拼多多グローバルソーシングの担当者は、拼多多は「輸入博のトップ商品」を大量に売り、取引データの急速な増大により、海外ブランドにプラットフォームユーザーの大きな可能性を示しているという。そして、「輸入博の波及・けん引効果をさらに高めるため、より多くの出展ブランドの入居を歓迎し、約9億人の消費者を持つ大市場による利益を分かち合いたい」と述べた。(c)CNS/JCM/AFPBB News