【11月15日 AFP】オランダに本部を置く児童権利擁護団体「キッズライツ財団(KidsRights Foundation)」は14日、大阪府出身の川崎レナ(Rena Kawasaki)さん(17)に2022年の「国際子ども平和賞(International Children’s Peace Prize)」を授与した。未来の世代のために若者の声を政策決定者に確実に届けるようにする活動が評価された。

 川崎さんは政治・環境・社会問題への若者の参加を促す活動を認められ、東京都をはじめ、さまざまな自治体のプロジェクトに参加している。政治家に対し、「子どもの頃に自分がなりたかったようなリーダーになってほしい」と訴えた。

 キッズライツ財団の創設者兼理事長のマーク・デュラート(Marc Dullaert)氏は、「レナさんは日本の非凡な先駆者だ。若者の声を確実に伝えて目に見える影響をもたらし、同世代および未来の世代により良い機会を提供している」と評価した。

 歴代受賞者にはノーベル平和賞(Nobel Peace Prize)受賞者でパキスタン出身の人権活動家マララ・ユスフザイ(Malala Yousafzai)氏(24)やスウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリ(Greta Thunberg)さん(19)らがいる。(c)AFP