【11月8日 AFP】北朝鮮は、同国がロシアに砲弾を供給しているとの米国の主張には根拠がないと主張した。朝鮮中央通信(KCNA)が8日、報じた。

 米国家安全保障会議(NSC)のジョン・カービー(John Kirby)戦略広報調整官は2日、北朝鮮が中東やアフリカへの輸出を装って「相当な」量の砲弾をロシアに供給しているとの見方を示していた。

 KCNAは国防省軍事外交部門の副部長の話として、「米国は最近、わが国とロシアが『武器取引をしているとのうわさ』を根拠もなく執拗(しつよう)に流している」と指摘。北朝鮮はそうした「うわさ」について、「国際社会で北朝鮮のイメージを汚そうとする敵対的な試み」と見なしており、「ロシアとは今後も武器取引を行う計画はないことを改めて表明する」としている。

 北朝鮮は9月にも、軍事物資の枯渇に直面しているロシアへの支援を計画しているとする米政府の主張を否定していた。(c)AFP