【11月7日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領に近い実業家で、欧米諸国から制裁を受けているエフゲニー・プリゴジン(Yevgeny Prigozhin)氏(61)は7日、米国の選挙への介入を認めた。

 プリゴジン氏の事務所によると、ロシアが米中間選挙に介入しているとするブルームバーグ(Bloomberg)の報道についてコメントを求められた同氏は「われわれは介入したし、介入しているし、今後も介入するだろう」と発言した。

 同氏をめぐっては、欧米諸国の選挙結果に影響を与える「トロール(荒らし)工場」の運営に関与しているとの指摘が出ていた。

 プリゴジン氏は9月には、ロシアのウクライナ侵攻の最前線に立つ民間軍事企業ワグネル(Wagner)を創設したことを認めた。これについては多くのアナリストが、同氏がロシア国内で政治的な役割を果たす思惑を持っている証拠だとみている。(c)AFP