バイデン氏、中間選挙で民主党勝てる 敗北シナリオに言及も
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【11月5日 AFP】米国のジョー・バイデン(Joe Biden)大統領(79)は4日、8日投開票の米中間選挙での民主党勝利を主張する一方、世論調査の事前予想通り共和党が勝利した場合、残る在任期間の政権運営が困難になると警戒感を示した。
バイデン氏は中間選挙が目前に迫る中、各州で遊説して追い込みをかけている。
イリノイ州シカゴでの演説では「皆さん、民主党不利との見解には同意しかねる」「われわれが勝つと思う。心からそう思う」と主張する一方、「民主党が下院と上院を失えば、恐ろしい2年間になるだろう」「幸い、私には大統領拒否権がある」とも述べた。
世論調査では、共和党が優勢とみられており、下院だけでなく上院でも過半数を握る可能性がある。そうなればバイデン氏の残る2年間の任期は政権運営が困難となるばかりか、2024年大統領選も激戦は必至となり、今月80歳になるバイデン氏の再出馬にも疑問符が付く。(c)AFP/Saul Loeb with Sebastian Smith and Frankie Taggart in Washington