バイデン氏、タコス店で大盤振る舞い 請求金額の4倍支払い
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【10月14日 AFP】米国のジョー・バイデン(Joe Biden)大統領が13日、訪問先のロサンゼルスでタコス店に立ち寄り、請求金額の4倍近くを支払った。
バイデン氏は笑顔で注文の品を受け取り、釣り銭は次の客の支払いに充ててほしいと店員に伝えた。
バイデン氏はカレン・バス(Karen Bass)下院議員(カリフォルニア州)、ロサンゼルス郡監督委員を務めるヒルダ・ソリス(Hilda Solis)氏と共にタコスチェーン店「タコス1986(Tacos 1986)」に立ち寄り、ケサディーヤ(ケサディージャ)2個とタコス6個を注文した。バイデン氏はチキンケサディーヤを選んだ。
店員はバイデン氏に、50%の「公職」割引が適用されるため料金は合計16ドル45セント(約2400円)になると伝えた。だが、米国民の懐に打撃を与えているインフレという逆風に立ち向かっているバイデン氏は、現金で60ドル(約8800円)を渡した。
カリフォルニア州南部にはタコスを販売する店舗や屋台が至る所にあり、大勢のラテン系住民だけでなく幅広い層から愛されている。
バイデン氏の大盤振る舞いの数時間前には、11月の中間選挙前では最後となる消費者物価指数(CPI)が発表され、9月のCPIは前月比で0.4%、前年同月比で8.2%上昇となった。(c)AFP