【11月4日 AFP】ロシアのドミトリー・メドベージェフ(Dmitry Medvedev)前大統領は4日、ウクライナ侵攻開始後に国外へ逃亡した国民は「臆病な裏切り者」だと非難した。

 メドベージェフ氏は、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領が2005年に導入した、1612年のポーランドによる侵攻を退けた勝利を祝う「民族統一の日(Unity Day)」に合わせたテレグラム(Telegram)への投稿で、裏切り者がいない方がロシアは「より強く、より清浄だ」と投稿した。

 さらに、「われわれはおびえたパートナーたちに見捨てられた。誰がそんな者たちに構うものか」「臆病な裏切り者と強欲な亡命者ははるか遠くの土地へ逃亡した。骨が朽ちるまで異郷にいればいい」と記した。

 2月24日にウクライナ侵攻が始まると、何万人ものロシア人が出国を急いだ。9月21日にプーチン氏が30万人の予備役の動員を発表すると、再び大勢が国外に向かった。

 ウクライナ侵攻開始以来、メドベージェフ氏はソーシャルメディア上で西側を非難する投稿を繰り返してきた。

 同氏は2008~12年に大統領に就任し、この間プーチン氏が首相を務めた。(c)AFP