【10月29日 AFP】ウクライナ・ハルキウ(Kharkiv)にある動物保護施設では、冬を前にネコ100匹の里親を募集している。暖房費を支払えないのが理由だという。多くはロシアによるウクライナ侵攻で避難した住民が手放したネコだ。

 2012年に開設されたこの施設では今年2月の侵攻以降、保護されるネコの数が増加した。

 施設の広報担当者によると、ネコたちが保護されている建物にある暖房のガス代を支払えない状態だという。

 施設は侵攻以前のように常時稼働しているわけではなく、ネコたちのいる建物には人がいないこともあるという。

「ヒーターが停止したり火災が起きたりなど、誰もいない時にもし何か起きたら施設ごと無くなってしまうかもしれない」「そのためハルキウの住民の皆さんに、ネコを連れて帰ってもらえればとお願いしている」と広報担当者は話した。

 映像は20日撮影。(c)AFP