ボスニア・サッカー協会、批判受けロシアとの親善試合取りやめ
発信地:サラエボ/ボスニア・ヘルツェゴビナ
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【11月1日 AFP】ボスニア・ヘルツェゴビナサッカー協会(NFSBiH)は31日、11月19日に予定されていたロシア代表との親善試合が「後日に延期された」と発表した。理由や代替の新たな日程など、補足的な詳細は明らかにしなかった。
ウクライナ侵攻が続いているにもかかわらず、敵地サンクトペテルブルク(St. Petersburg)でのロシアとの親善試合を受け入れたと9月に発表して以降、協会は選手や周囲から厳しい非難にさらされていた。
1990年代の残酷な紛争でセルビア軍に包囲された歴史がある首都サラエボのベンジャミナ・カリッチ(Benjamina Karic)市長も、この動きは国の「信用を落とすもの」だとして協会の決断を猛批判し、計画を撤回しなければ協力を打ち切ると警告していた。
ウクライナへの侵攻以降、ロシアの代表チームとクラブは、11月20日に開幕するW杯カタール大会(2022 World Cup)を含め、国際サッカー連盟(FIFA)および欧州サッカー連盟(UEFA)が主催する全大会への出場を当面の間禁じられている。(c)AFP