【10月31日 AFP】22F1第20戦メキシコシティGP(Mexico City Grand Prix 2022)は30日、決勝が行われ、レッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)が歴代最多となるシーズン14勝目を挙げた。

 2年連続世界王者のフェルスタッペンは、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)に15秒186の大差をつけて快勝。チームメートのセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)が母国GPで3位に入った。

 前週末の米国GP(United States Grand Prix 2022)に続く連勝を飾ったフェルスタッペンは、これでミハエル・シューマッハ(Michael Schumacher)とセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)が持つシーズン最多勝利の記録を更新した。フェルスタッペンは「ここまで信じられない一年になっている。もちろん、みんなでそれを楽しんでいるし、まだまだ次(の勝利)を目指していきたい」と話した。

 ハミルトンは、フェルスタッペンがソフトタイヤでスタートしてミディアムタイヤに履き替えた中で、ミディアムからハードを選択したチームの判断を嘆き、「第1スティントは競ることができたが、きょうのレッドブルは、あまりにも速かったし、おそらく彼らのタイヤ戦略が正しかった」とコメントした。

 メルセデスのジョージ・ラッセル(George Russell)は不満の残る4位となったが、ファステストラップを記録。5位と6位に入ったカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)とシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)のフェラーリ(Ferrari)勢は、上位4人を脅かせなかった。

 マクラーレン(McLaren)のダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)は、アルファタウリ(AlphaTauri)の角田裕毅(Yuki Tsunoda)と接触して10秒ペナルティーを科されたが、7位となった。角田はこれでリタイア。8位以下にはアルピーヌ(Alpine F1)のエステバン・オコン(Esteban Ocon)、マクラーレンのランド・ノリス(Lando Norris)、アルファロメオ(Alfa Romeo Racing)のバルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)が続いた。(c)AFP