【10月24日 AFP】22F1第19戦米国GP(United States Grand Prix 2022)は23日、決勝が行われ、レッドブル(Red Bull)の世界王者マックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)が優勝。感動的なコンストラクターズ選手権制覇をチームにもたらし、自身は最多記録に並ぶ年間13勝目を挙げた。

 前日にチームの創設者で共同オーナーでもあるディートリッヒ・マテシッツ(Dietrich Mateschitz)氏の訃報が届いた中で、フェルスタッペンは総合優勝7回を誇るメルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)とのスリリングな終盤の争いを制し、キャリア通算33勝目を挙げた。

 サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(Circuit of The Americas)の情熱的な観客の前で、フェルスタッペンはハミルトンに5秒023差をつけてフィニッシュした。フェラーリ(Ferrari)のシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)が3位、レッドブルのセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)が4位に入った。

 フェルスタッペンは「もちろん、僕らにとって非常に難しい週末だったし、この勝利は当然、多くの人のために偉業を成し遂げたディートリッヒその人にささげる」とコメント。「『コンストラクターズ』をここで取る大きなチャンスがあったから、もちろん格好よく決めたかったし、きょうはそれができたと思う」と誇り、「自分にとっても、チームにとっても間違いなく大きな意味がある。彼(マテシッツ氏)はチーム全体の大きな支えだった」と話した。

 メルセデスのジョージ・ラッセル(George Russell)が5位に入り、以下はマクラーレン(McLaren)のランド・ノリス(Lando Norris)、アルピーヌ(Alpine)のフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)、アストンマーティン(Aston Martin F1)のセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)、ハース(Haas F1 Team)のケビン・マグヌッセン(Kevin Magnussen)と続いた。

 アルファタウリ(AlphaTauri)の角田裕毅(Yuki Tsunoda)が10位入賞を果たした。(c)AFP