【10月24日 AFP】ロシア極東シベリア(Siberia)南部のイルクーツク(Irkutsk)州で23日、試験飛行中の戦闘機が2階建ての住宅に墜落し、操縦士2人が死亡した。イーゴリ・コブゼフ(Igor Kobzev)知事が明らかにした。

 非常事態省の地方局は、墜落したのはスホイ30(Su-30)だと説明。コブゼフ氏は、操縦士2人が死亡したものの、住民は外出していて無事だったと述べた。

 コブゼフ氏は、暗い空を背景に煙が上がる建物の動画を投稿。墜落現場は2組の家族計5人が住む民間住宅としている。

 非常事態省によると、墜落に伴い火災が発生し、周囲200メートル四方にわたって延焼したが、午後9時ごろまでに消し止められた。

 重要犯罪を調査するロシアの連邦捜査委員会(Investigative Committee)は、今回の墜落について刑事事件として捜査を開始したと明らかにした。

 ロシアでは数日前にも、ウクライナ国境に程近い南西部エイスク(Yeysk)で戦闘爆撃機が住宅地に墜落し、子どもを含む十数人が犠牲となっている。(c)AFP