【10月23日 AFP】22F1第19戦米国GP(United States Grand Prix 2022)は22日、予選が行われ、フェラーリ(Ferrari)のカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)がチームメートのシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)を抑え、今季3度目のポールポジションを獲得した。

 サインツは最終アタックで1分34秒356の最速タイムをマークし、ルクレールを0秒065上回った。「すごく楽しかった。強風が非常にやっかいだったが、何とかミスなくいいラップをまとめることができた」とコメントした。

 レッドブル(Red Bull)の王者マックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)は、チームの創設者で共同オーナーでもあるディートリッヒ・マテシッツ(Dietrich Mateschitz)氏が死去した中で3番手タイムを記録した。チームには予選開始前に訃報が届き、フェルスタッペンは難しい一日だったと話している。

「レッドブルとこのスポーツ、僕個人、誰にとってもつらい知らせだ。僕のキャリアと人生全体でも、非常につらい一日になった。予選は少しの差でトップを逃したが、あしたは決勝があるし、彼のためにも優勝を目指したい」

 ルクレールがグリッド降格ペナルティーを受けているため、決勝ではフェルスタッペンがサインツとともに1列目スタートとなり、歴代最多タイに並ぶシーズン13勝目と、チーム5度目となるコンストラクターズ選手権優勝を狙う。

 レッドブルのセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)が4番手に入ったが、こちらもグリッド降格が決まっている。以下はルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)とジョージ・ラッセル(George Russell)のメルセデスAMG(Mercedes AMG)勢、アストンマーティン(Aston Martin F1)のランス・ストロール(Lance Stroll)、マクラーレン(McLaren)のランド・ノリス(Lando Norris)、アルピーヌ(Alpine)のフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)、アルファロメオ(Alfa Romeo Racing)のバルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)という順になった。(c)AFP