【10月23日 AFP】22-23スペイン1部リーグは22日、第11節の試合が行われ、首位レアル・マドリード(Real Madrid)は3-1でセビージャFC(Sevilla FC)を下し、後続との差を広げた。

 今季無敗のレアルは勝ち点を取りこぼすかに思われたが、そこからギアを上げ終盤の3分間にルーカス・バスケス(Lucas Vazquez)とフェデリコ・バルベルデ(Federico Valverde)が立て続けに得点して勝利し、23日にアスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)をホームで迎え撃つ2位のFCバルセロナ(FC Barcelona)に6ポイント差をつけた。

 立ち上がりにルカ・モドリッチ(Luka Modric)に先制を許したセビージャは、エリク・ラメラ(Erik Lamela)のゴールで追いついて勝ち点を持ち帰るかに見えたが、自信に満ちたレアルは試合の主導権を握り返した。

 79分にゴール前に抜け出したビニシウス・ジュニオール(Vinicius Junior)の利他的なパスから途中出場のバスケスが得点したレアルは、好調を維持するバルベルデが放った強烈な一撃が、相手GKボノ(Yassine Bounou 'Bono’)のなすすべなくゴールに吸い込まれた。

 他の試合では、好調レアル・ソシエダ(Real Sociedad)が0-1でレアル・バジャドリード(Real Valladolid)に敵地で敗れ、公式戦での連勝が8で止まった。

 16分にセルヒオ・レオン(Sergio Leon Limones)に先制点を許したソシエダは、得点が2度取り消されるなど、幾多の決定機を同点ゴールにつなげられなかった。

 ソシエダは暫定ながらも3位を維持しているが、23日に試合を行うアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)とレアル・ベティス(Real Betis)の結果次第で順位は入れ替わる。

 序盤にモンチュ(Ramon Rodriguez Jimenez 'Monchu’)がネットを揺らしたものの、ゴールに至る組み立ての中でファウルがあったとして得点が認められなかったバジャドリードだったが、その直後にレオンが先制点を挙げた。

 一方のソシエダは、繰り返し相手陣内で仕掛けた久保建英(Takefusa Kubo)がついにゴールを決めたが、マルティン・スビメンディ(Martin Zubimendi)がバジャドリードのオスカル・プラノ(Oscar Plano)にファウルをしたとして得点は取り消された。

 さらに終了間際にスビメンディのゴールがオフサイドを取られたソシエダは、勝ち点を確保するすべを見いだせずに終わった。(c)AFP