【10月22日 AFP】現職の米大統領として最高齢で、来月には80歳になるジョー・バイデン(Joe Biden)氏は21日、2024年の次期大統領選に再出馬する「意向はある」と述べ、妻のジル(Jill Biden)氏も大統領の職務から「逃げるべきではない」と考えていると明かした。

 バイデン氏は米MSNBCテレビに対し、「正式な決定は下していないが、再出馬の意向はある。われわれがその決定を下す猶予はある」との考えを示した。

 2期目を目指すことについて、ホワイトハウス(White House)の陰で大きな発言権を持っているとされているジル氏の考えを問われると、「妻のバイデン博士は、われわれが非常に重要な仕事をしており、そこから逃げるべきではないと考えている」と述べた。

 バイデン氏は以前から出馬の意向を示しているが、時に真意がはっきりしないこともあり、9月に行われた米CBSのインタビューでは、決定するのは「時期尚早」であり「まだ分からない」と述べていた。

 再選された場合、2期目を終える頃には86歳になっている。自身が型破りな候補者になる可能性についてバイデン氏は、今回は踏み込んだ説明を行った。

 ドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領が再選を目指すなら、この過酷な職務をもう一度やってもいいという動機付けになるかもしれないと示唆。

 さらに、出馬の決定を明確に発表していない理由について、出馬表明によって自身の法的な身分が変わり、「一度判断を下せば、さまざまな規制が生まれ、その瞬間から自身を候補者として扱わなければならなくなるからだ」と述べた。(c)AFP