【10月19日 AFP】イングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)は18日、MFヌゴロ・カンテ(N'Golo Kante)がハムストリングの手術を受け、4か月離脱すると発表した。これによりフランス代表は、連覇を目指すW杯カタール大会(2022 World Cup)で同選手を欠くことになった。

 31歳のカンテは8月に行われたトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)とのリーグ戦で負傷して以来、戦列を離れていた。

 フランス代表では、同じくMFのレギュラーだったポール・ポグバ(Paul Pogba)の出場も危ぶまれており、4年前に行われたW杯ロシア大会(2018 World Cup)で優勝に大きく貢献したカンテの欠場は、ディディエ・デシャン(Didier Deschamps)監督にとって大打撃となる。

 ポグバについては所属するイタリア・セリエAのユベントス(Juventus)が同日、練習に部分的に復帰したことを発表した。正式な復帰時期は明かされていないが、今月末にも戦線に戻るのではないかと地元メディアは報じている。

 また、カンテが手術をするというニュースは、グラハム・ポッター(Graham Potter)監督の下で見事なスタートを切ったチェルシーにとっても、リーグ戦の優勝争いに食い込む上で痛手となっている。

 チェルシーは消化試合数が一つ少ない中で首位アーセナル(Arsenal)を8ポイント差で追っており、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2022-23)では残り2試合で3ポイントを手に入れられればベスト16進出が決まる状況となっている。(c)AFP