【10月16日 CGTN Japanese】浙江省寧波市寧海県にある羊祜殿の尼僧、葉さんが片腕しかないチベットモンキーに餌をやるシーンがこのほど多くの人に写真に収められて広がりました。

 羊祜殿の管理者によりますと、このチベットモンキーは十数年前にやってきましたが、とてもやんちゃで、よく盗み食いをしていたといいます。その後、みんなから餌をもらえるようになり、特に葉さんと仲良くなり、「シンシン(星星)」と名付けられました。シンシンは毎朝5~6時頃に来て、満腹になると離れていきます。午後1~2時頃にまたやって来て、しばらくいた後、4時頃に山に帰っていきます。葉さんは今年83歳で、シンシンとは10年以上の付き合いになり、どちらも「晩年」を迎えていますが、羊祜殿側は最期までシンシンの面倒をみると話しています。

 寧海県林業局によりますと、現地には野生のサルの群れはおらず、このサルはよそから来た可能性があるそうですが、現在の生活状況が比較的良いことから、このチベットモンキーを移す予定はないということです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News