【10月4日 CGTN Japanese】中華人民共和国の成立記念日である「国慶節」の大型連休中、「ペットシッター」という新しい職業が話題となっています。北京のあるペットシッターには20匹以上の猫の世話の依頼が殺到し、わずか1週間で5000元(約10万円)の稼ぎとなるそうです。

 現在、中国では、ペットを飼う人が急増していますが、ペット連れの旅行や外出に不便なところがあり、特に猫などは不慣れな環境に拒否反応を示しやすいことから、ペットホテルに預けるよりも、ペットシッターによる出張サービスが人気となっています。

 一方、都市部では、経済的なプレッシャーにより、多くの若者たちが「空き時間を売る」ようになり、ペットシッターのアルバイトが人気を呼んでいます。一部のECプラットフォームでは、空き時間を使った「ペットシッター」を募集し、飼い主の外出中に、ペットの世話をする出張サービスを提供しています。

 ペットシッターはマスクや靴カバー、使い捨て手袋を着用して留守中のペットを訪問し、サービスの全過程をビデオ撮影して飼い主に報告します。飼い主は、サービス終了時に、餌や水の補給、掃除の状態、窓やドアが閉められているかなど、ペットの安全を確認することができます。猫のほか、犬、カエル、ウサギ、金魚、カメなど、ペットシッターのサービス相手は実に多様です。

 しかし現在、ペットシッターという新しい職業に関する法律や管理方法はまだ整っていないため、一部の混乱も懸念されており、関連の市場規範や法整備が呼びかけられています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News