■近接戦闘能力

 英国軍第5ライフル歩兵大隊指揮官を務めるケンプリー・ブキャナンスミス(Kempley Buchan-Smith)中佐は、ここで教わる二つの最も重要な技術は「戦場での生き残り方と、可能な限り高めた近接戦闘能力だ」と語った。

 ブキャナンスミス中佐によると、ウクライナ新兵は「包括的な訓練プログラム」を通じて、射撃技術や武器の取り扱い、市街戦や塹壕(ざんごう)戦、戦場での応急処置、国際法に基づく武力紛争規定などを学ぶ。 この日は「実弾射撃の正確性を確認」し、「標的出現時の交戦」を想定した訓練を行うという。

 新兵らは土のうの後ろで身をかがめ、「敵」の攻撃に対応する。茂みの近くに倒れている男性という「民間人負傷者」という突発事態にも対応しなければならない。

 兵士たちは悪態をつきながら男性の傷に包帯を巻くが、英国人教官にはきちんと巻いていないと指摘される。

 訓練を監督するウクライナ将校の一人は「訓練は誰にとっても必要だ」「特にこのような困難で先が読めない状況では」と語った。

 訓練を完了したウクライナ兵は、英国軍から寄贈された防弾チョッキやヘルメットなどの装備品一式を持って帰国する。