【10月13日 AFP】欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2022-23)でグループリーグ敗退を喫したスコティッシュ・プレミアシップ、セルティック(Celtic)のアンジェ・ポステコグルー(Ange Postecoglou)監督は12日、ゴール欠乏症に陥っている前田大然(Daizen Maeda)を擁護した。

 11日に行われたRBライプツィヒ(RB Leipzig)戦で前田が2本の決定機を外したセルティックは、0-2で敗れて敗退が決まった。

 今大会で前田は、レアル・マドリード(Real Madrid)戦とシャフタール・ドネツク(Shakhtar Donetsk)戦でも好機をことごとく逃していた。

 昨季の期限付き移籍で結果を残し、Jリーグ1部(J1)の横浜F・マリノス(Yokohama F Marinos)から完全移籍した24歳の前田だが、今季は公式戦14試合で1ゴールにとどまっている。

 しかしポステコグルー監督は、信頼し続ける限り前田が進化し続けると信じているという。「ただ辛抱すること。最後の結果が注目されているのは知っている。いくつかの場面で少し不運だったが、彼は非常に多くのタスクをこなしている」

「先週の内容から、相手の右サイドは脅威になると感じていたが、前田の守備は傑出していた。チーム全体としてはそれが助けになった」

「しかし、最後の局面でのフィニッシュがとても重要になるという、別の側面もこのレベルでは学ばなければならない」と注文をつけた。「毎試合ゴールが奪えるポジションにい続けているが、得点に見放されている」

 そして「だがまだ彼が最終形態ではないという理由で見捨てたりはしない。辛抱強くやっていくしかない」 とかばった指揮官は、「年齢的にも経験的にも、ジョー(・ハート<Joe Hart>)を除くわれわれの選手は皆、大きく飛躍しようとしている段階にある」 (c)AFP