【10月15日 CGTN Japanese】中国教育部が発表した最新データによりますと、2021年、小中学校教員資格試験の申込者数は延べ1144万2000人に達し、過去10年間、中国の専任教師の人数は2012年の1462万9000人から、2021年の1844万4000人に増え、増加率は26%となりました。

 ここ2年、教員資格試験への注目度は高まり、北京大学、南京大学、上海交通大学などより多くの総合大学が教育学関連学科を開設したほか、名門校の教育学科以外の在校生の多くも教員資格試験を受けています。

 現在の教職の人気の理由について、南京大学教育研究院の呂林海教授は、「その背景には基礎教育に対する国の重視度が反映されている」と分析しています。ここ数年、国は小中学校の教師の地位を高め、教師の待遇を改善する一連の政策を打ち出し、教師の収入と社会的地位は絶えず向上し、人々の教師という職業に対する評価もますます高くなっています。また、教師という職業は比較的安定しており、持続的に発展する特徴があるとみられます。年を取るにつれて、職業経歴と教育経験は絶えず豊富になり、さらに大きな職業発展の余地が得られるということです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News