【10月10日 AFP】シカゴ・マラソン(Bank of America Chicago Marathon 2022)は9日、米イリノイ州シカゴで行われ、女子の部ではルース・チェプンゲティッチ(Ruth Chepngetich、ケニア)が世界歴代2位の2時間14分18秒を記録し、大会連覇を果たした。

 チェプンゲティッチはスタートから飛び出すと世界記録ペースでレースを進めたが、終盤に失速した。

 ブリジット・コスゲイ(Brigid Kosgei、ケニア)が2019年大会で記録した2時間14分4秒の世界記録には14秒及ばなかったものの、ポーラ・ラドクリフ(Paula Radcliffe、英国)が樹立した2時間15分25秒を抜く、歴代2番手タイムを出した。

 今年の名古屋ウィメンズマラソン(Nagoya International Women's Marathon 2022)で優勝したものの、第18回世界陸上オレゴン大会(World Athletics Championships Oregon 22)では途中棄権していたチェプンゲティッチは「世界記録を更新したかったが、あと少しでできなかった。更新したかったし、惜しかった。また来年ここにきて、達成するつもり」とコメントした。

 2位には2時間18分29秒の国内新記録を樹立したエミリー・シソン(Emily Sisson、米国)、3位には2時間20分52秒でビビアン・キプラガト(Vivian Kiplagat、ケニア)が続いた。

 一方、男子の部では、第125回ボストン・マラソン(2021 Boston Marathon)王者のベンソン・キプルト(Benson Kipruto)が2時間4分40秒で優勝を飾った。

 2位には前回王者のセイフ・トゥラ(Seifu Tura、エチオピア)が25秒遅れで続き、3位にはジョン・コリル(John Korir、ケニア)が2時間5分1秒で入った。(c)AFP