【10月7日 AFP】南太平洋の島国ソロモン諸島のマナセ・ソガバレ(Manasseh Sogavare)首相は7日、前日のオーストラリアとの首脳会談で、自国への中国軍駐留を容認しないと確約したと明らかにした。

 ソロモン諸島は4月、中国と安全保障協定を締結したためにオーストラリアとの関係が緊張した。同国のアンソニー・アルバニージー(Anthony Albanese)首相は6日、首都キャンベラで、関係改善に向けてソガバレ氏と会談した。

 ソガバレ首相はAFPの質問に対し、「中国については慎重を要する問題であり、そうしたことが起きるのは容認しないとオーストラリア側に確約した」と書面で回答した。

 ソガバレ氏は以前、軍民共用になり得る埠頭(ふとう)や空港の建設を中国に対して認める可能性を示していた。

 ソロモン諸島は2019年、台湾と断交し中国と国交を樹立した。(c)AFP