【10月7日CGTN Japanese】中国ではほとんどの人にとって、国慶節はリラックスして休息する期間ですが、この時期を利用して、特技でアルバイトをし、ひともうけしようという人もいます。例えばペットシッターです。

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 いま、猫を飼う人が増えています。ペットシッターは飼い主が留守の間、代わりに猫に餌をやったり、トイレの清掃などをします。アルバイトとしてやるのが一般的ですが、悪くない収入があるのも魅力の一つです。

 ネット名が「猫爺seven」という1990年代生まれの北京出身の女性は、昨年9月からペットシッターのアルバイトを始めました。仕事の内容には訪問して猫の食事の準備、水の入れ替え、食器の洗浄、トイレの掃除、お遊びなどの基本サービスのほか、爪や足の毛を切ること、目や耳をきれいにし、薬を飲ませることなどの追加サービスもあります。

 一年のうちでは、ペットシッターの繁忙のピーク時は国慶節と春節(旧正月、Lunar New Year)で、その次は他の祝日だそうです。国慶節の間に、毎日少なくとも4件のオーダーが入り、多い場合は8件ほどで、7日間の連休に5000元(約10万円)前後の収入があります。春節期間には、1日に12件のオーダーを受けたこともありました。ペットシッターになった最初の年に1万8000元(約37万円)前後を稼いだということです。

 多くの飼い主に「うちの猫はあなたになついている」と言われた時、彼女は達成感を覚えます。猫に好かれる理由について、彼女は「1つは私自身が猫を飼っているので、体に猫の匂いがあるから。もう一つは家を出入りする時などは、常に静かにするよう気をつけている。あとは以心伝心。本当に猫のことが好きだったら、猫はちゃんと分かってくれる」と話しています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News