【9月29日 AFP】南米コロンビアで27日、ペット同伴での登院が可能となったが、アリリオ・バレラ(Alirio Barrera)上院議員が白馬にまたがって現れ、物議を醸した。

 バレラ氏は、農村部における馬の重要性を強調するため、馬に乗って首都ボゴタと議事堂内を移動した。

 バレラ氏は手綱を握りながら「馬と共に生きる農業従事者、男性と女性、牧畜業者、田畑で働くすべての人に敬意を表する」とAFPに語った。

 ロイ・バレラス(Roy Barreras)上院議長は先週、愛犬を膝に乗せてペット同伴での登院を可能にすると発表。コロンビア議会は世界一ペットに優しい議会になるとしていた。

 バレラ氏は「私のペットは馬だ」「法律が一人のためにあるのなら、みんなのためのものにしよう」と述べた。

 しかし、馬同伴での登院に反発する議員もいる。アンドレア・パディジャ(Andrea Padilla)上院議員は「良い決断をばかにしようとする幼稚な態度」と批判した。

 パディジャ氏は「犬を職場に連れて行くのと馬を連れて行くのでは訳が違う」「馬はアスファルトや歩道、ここ(議場)のワックスがかかった床に苦痛を感じている」と述べた。(c)AFP