【9月21日 AFP】ロシアのセルゲイ・ショイグ(Sergei Shoigu)国防相は21日、同国が2月にウクライナに侵攻して以降、自国軍の死者は5937人に上ったと発表した。ロシア政府が軍の犠牲者数に言及するのはまれ。

 ショイグ国防相はテレビ放映された会見で、「われわれのきょう時点の死者は5937人だ」と述べた。

 国防相はまた、ウクライナ国内でロシアが戦っている相手は「ウクライナというよりも、むしろ西側」だと主張した。

 ウクライナでの軍事作戦の激化を受け、国民の「部分的な」動員を可能とする大統領令に署名したロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領も同日、領土を防衛するために利用可能なすべての手段を用いると言明。西側諸国は「わが国を弱体化させ、分割して最終的に破壊」しようとしていると非難した。

 プーチン大統領は、ロシア側の最大の目標が「(ウクライナ東部の)ドンバス(Donbas)地方全域の解放」であることに変わりはないと強調した。(c)AFP