【9月21日 AFP】サッカースペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)は20日、2022-23シーズンの収益が12億5500万ユーロ(約1785億円)、利益が2億7400万ユーロ(約390億円)になる見通しだと発表した。

 バルセロナはここ数年、非常に厳しい財政が続いていたが、この夏に多くのてこ入れを図ったことで、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)のロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)やセビージャFC(Sevilla FC)のジュール・クンデ(Jules Kounde)、リーズ・ユナイテッド(Leeds United)のラフィーニャ(Raphinha)らを獲得して戦力を強化できた。

 そのためにクラブは、今後25年間の放映権の一部を米国の投資グループ「シックス・ストリート(Sixth Street)」に売却して5億ユーロ(約712億円)以上を調達。さらにクラブのデジタル業務や映像制作を管理するバルサ・ストゥディオス(Barca Studios)を約25パーセントずつ、ファントークン企業のSocios.comとプロダクション企業のオーフィウス・メディア(Orpheus Media)にそれぞれ1億ユーロ(約142億円)で売却した。

 これらに加え、昨シーズンは低調だった観客動員が大幅に復活したことで、前シーズンの収益10億1700万ユーロ(約1446億円)、利益9800万ユーロ(約140億円)から大きく増加する見込みとなった。(c)AFP