【9月19日 AFP】男子テニスの国別対抗戦デビスカップ(Davis Cup 2022)は18日、決勝ラウンドの試合が各地で行われ、グループBのスペインは世界ランキング1位のカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz)らが勝利し、3勝0敗で韓国を下して準々決勝進出を決めた。

 ホームのバレンシア(Valencia)に韓国を迎えたスペインは、第1試合でロベルト・バウティスタ・アグト(Roberto Bautista Agut)が6-1、6-3でホン・ソンチャン(Hong Seong-chan)を退けると、続く第2試合で全米オープン(US Open Tennis Championships 2022)覇者アルカラスが世界74位のクォン・スンウ(Kwon Soonwoo)に6-4、7-6(7-1)で勝利し、突破を決めた。最終戦のダブルスも勝利した。

 スペインはこれで、カナダを上回る首位でグループBを突破し、11月に同じくホームのマラガ(Malaga)で行われる準々決勝ではクロアチアと対戦する。セルビアは3位でグループ敗退となった。

 伊ボローニャ(Bologna)で行われたグループAでは、イタリアが2勝1敗でスウェーデンを下した。これによって、クロアチアがイタリアに次ぐ2位でグループを突破し、3位スウェーデンは敗退となった。

 すでに突破を決めていたイタリアはこれでグループ3戦全勝とし、準々決勝ではグループD2位の米国と対戦する。残りのカードはドイツ対カナダ、オランダ対オーストラリアとなった。

 グループDはオランダが無敗で首位突破を果たし、アンディ・マレー(Andy Murray)を擁する英国はカザフスタンに苦戦しながらも、最終戦のダブルスを制してグループ3位に入った。

 独ハンブルク(Hamburg)で行われたグループCでは、ドイツがオーストラリアに2勝1敗で勝利して首位の座を確保した。最終戦のダブルスで、ケビン・クラビーツ(Kevin Krawietz)/ティム・プッツ(Tim Puetz)組が6-4、6-4でマシュー・エブデン(Matthew Ebden)/マックス・パーセル(Max Purcell)組に勝利した。(c)AFP