【9月16日 AFP】ラグビー南半球4か国対抗戦、ザ・ラグビーチャンピオンシップ(The Rugby Championship 2022)は15日、第5節が行われ、ニュージーランドはジョーディー・バレット(Jordie Barrett)の終了間際のトライでオーストラリアを39-37で下した。優勝に片手をかけたニュージーランドは、20年連続で「ブレディスローカップ(Bledisloe Cup)」の保持を決めた。

 豪メルボルンで行われた一戦は、前半は両チームともに1トライずつ奪い、イエローカード3枚、さらにニュージーランド側にキャプテンのサム・ケイン(Sam Cane)を含む3人の負傷交代が出る激しい展開となり、10-10の同点で後半へと折り返した。

 後半はアウェーのオールブラックス(All Blacks、ニュージーランド代表の愛称)が31-13とリードしたところから、オーストラリアが一度は逆転。しかし、バーナード・フォーリー(Bernard Foley)が時間稼ぎの反則を取られると、これでポゼッションを獲得したニュージーランドは80分を知らせるサイレンの後にバレットが逆転のトライを決め、勝利にこぎつけた。

 53-3で大勝した前節のアルゼンチン戦から連勝となり、イアン・フォスター(Ian Foster)ヘッドコーチ(HC)にかかる重圧はさらに和らいだ。今大会での勝ち点は14ポイントとなり、1試合を残して2位オーストラリアと4ポイント差の首位をキープしている。

 9ポイントで並ぶ南アフリカとアルゼンチンは17日に対戦する。(c)AFP/Martin PARRY