【9月12日 AFP】ラグビー南アフリカ代表FHのエルトン・ヤンチース(Elton Jantjies)が、チームの栄養士と関係を持ったとの報道を受け、遠征先のアルゼンチンから母国へ送還された。南アフリカラグビー協会(SARU)が11日に発表した。

 SARUは「スプリングボクス(Springboks、南アフリカ代表の愛称)の管理側は、FHエルトン・ヤンチースとチーム栄養士ジーナット・シムジー(Zeenat Simjee)に関する報道を把握している」と発表し、「チームのプロトコルに対する違反があったわけではないが、二人は今回の個人的な報道に対処し、アルゼンチンとのテストマッチに向けたチームの準備を阻害しないために、南アフリカへ帰国する」と述べた。

 南半球4か国対抗戦のザ・ラグビーチャンピオンシップ(The Rugby Championship 2022)に出場中の南アフリカは、17日に敵地でのアルゼンチン戦を控えている。

 南アフリカの報道によれば、妻のいるヤンチースは先月、ニュージーランド戦のためチームが南アフリカ・ムボンベラ(Mbombela)に滞在していた際、宿泊施設で女性と時間を過ごしていたという。

 32歳のヤンチースが、フィールド外の行動でニュースになるのはこれが初めてではない。5月にはアラブ首長国連邦(UAE)のドバイ(Dubai)からヨハネスブルクに向かう飛行機内で、器物損壊の疑いで逮捕された。ヤンチースに関する起訴は、6月に暫定的に取り下げられている。(c)AFP