【9月15日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2022)で競技生活に別れを告げたものとみられているセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)が14日、米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のトム・ブレイディ(Tom Brady)の引退撤回に言及し、自身もまだ選手として終わっていない可能性を示唆した。

 四大大会(グランドスラム)23勝のセレーナは、ABCテレビの番組「グッド・モーニング・アメリカ(Good Morning America)」に出演し、今年2月に引退を表明するも、その6週間後に前言を翻して23度目のシーズンに臨んでいる45歳のスターQBブレイディの引退撤回に好感を持っていると話した。

「何があるかなんて分からない。トム・ブレイディは本当にクールなトレンドを始めたと思う」

 しかしセレーナは、開幕戦でタンパベイ・バッカニアーズ(Tampa Bay Buccaneers)を勝利に導いたスーパーボウル(Super Bowl)で通算7度の優勝を誇るブレイディの背中を追うことは明言しなかった。

 9月26日で41歳になるセレーナは、3回戦敗退に終わった全米で驚異的なキャリアに終止符を打ったものとみられており、大会前にはテニスから離れて「進化」していきたいと話していた。

「何らかの形で」競技の世界に身を置き続ける可能性はあるかと問われたセレーナは、テニスは将来の計画の中に含まれているというが、このことに関してはまだ不確かだと話した。

「テニスは私にたくさんのものを与えてくれた」というセレーナは、「将来、何らかの形でテニスに関わりたいのは当たり前だと思う」とし、「それがどういう関わり方かはまだ分からないが、このスポーツを、試合を心から愛している。テニスに関係するすべてのことを愛している。テニスは私の人生に光をあててくれる存在。絶対に関わりを持ち続けたい」と話した。 (c)AFP