【9月9日 AFP】(更新)英国のエリザベス女王(Queen Elizabeth II)が8日、死去した。96歳。歴代最長の70年にわたり在位した女王は、英国を象徴する人物として世界中で親しまれた。

 女王の死去を受け、長男のチャールズ皇太子(Prince Charles、73)が直ちに国王に即位。英国は10日間の国喪に入る。

 英王室は午後6時半(日本時間9日午前2時半)に出した短い発表文で、女王がスコットランドのバルモラル城(Balmoral Estate)で同日午後、「安らかに死去した」と説明。「国王と王妃は今夜、バルモラルにとどまり、あすロンドンに戻る」とした。

 王室はこれに先立ち、医師団が女王の健康を「懸念している」と発表。チャールズ皇太子をはじめとする女王の子息・子女全員と、孫のウィリアム王子(Prince William)、ヘンリー王子(Prince Harry)がバルモラル城に集まっていた。

 ヘンリー王子の広報担当者は、妻のメーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)もスコットランドに向かうと発表していたが、実際に女王の元に向かったのは王子のみだった。(c)AFP