【9月7日 AFP】韓国当局は7日、前日未明に上陸した台風11号(アジア名:ヒンナムノー、Hinnamnor)の死者が10人に上ったと発表した。依然として2人が行方不明になっており、この日も捜索活動が続けられた。

 中央災害安全対策本部(CDSCH)によると、台風で最も大きな影響を受けた都市の一つである南東部の港湾都市・浦項(Pohang)では、集合住宅の地下駐車場から2人が救助され、さらに7人の遺体が収容された。

 地元メディアによると、9人は豪雨の最中に自動車を移動させようと地下駐車場に入り、身動きが取れなくなったという。

 今回の台風により、4700人以上が避難を余儀なくされ、約1万2000棟の家屋やビルが損傷した。停電も約9万世帯で発生したが、7日朝までに大半が復旧した。(c)AFP