【9月6日 AFP】フランス・リーグ1、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)のキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)は5日、フランス代表のチームメートであるMFポール・ポグバ(Paul Pogba)が巻き込まれた脅迫事件で自身の名前が浮上したことを受け、同選手との関係に影響が及ぶ可能性があるとの考えを一蹴した。

 ポグバは先日、数百万ユーロを要求される脅迫被害に遭っていると発言。この脅迫は、ポグバがエムバペに呪いをかけるよう呪術師に頼んでいたと主張することで、同選手の信用を落とそうとするものとなっている。呪術師に関する主張は、ポグバの兄マティアス(Mathias Pogba)が暴露していた。

 この夏イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)を離れ、イタリア・セリエAの古巣ユベントス(Juventus)に復帰したポグバは、今回の疑惑について否定している。

 ポグバが所属するユベントスとの欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2022-23)を翌日に控えて記者会見に臨んだエムバペは、同選手との間に問題があるのではないかと問われると、「ない。きょうの段階ではチームメートの発言を信じたいからだ」と答えた。

 2018年のW杯ロシア大会(2018 World Cup)を制したフランス代表のチームメートであるポグバについて、エムバペは「彼は電話をくれて、事件について彼なりの説明をしてくれた。それは彼の兄の言葉に対するものだった。僕は自分のチームメートを信じるつもりだ」と続けた。

「大きな大会(W杯)が近づく中で、それは代表チームの利益にもなると思う」

「現時点で彼はすでにある問題を抱えていて、今はそれを大きくすべきじゃない」

「どうなるかはいずれ分かるし、僕は全く関わりはない」 (c)AFP