【9月3日 AFP】2日に行われた全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2022)の女子シングルス3回戦で敗れ、現役を引退する方向のセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)に対し、男子ゴルフのタイガー・ウッズ(Tiger Woods)やミシェル・オバマ(Michelle Obama)元米大統領夫人らが、「史上最高」とたたえるメッセージを投稿した。

 通算23度の四大大会(グランドスラム)優勝を誇るセレーナはこの日、アイラ・トムリャノビッチ(Ajla Tomljanovic、オーストラリア)にフルセットで敗戦。大会前に今回の全米オープン限りでの引退を示唆しており、この試合を最後に27年間のキャリアに幕を閉じるのはほぼ間違いないとみられる。

 先月31日の2回戦ではセレーナ陣営のプレーヤーズボックスから観戦していたウッズは「セレーナ・ウィリアムス、君は文字通りコート内外において史上最高だ。私たちが夢を追求する刺激を与えてくれてありがとう。妹よ、大好きだ!」とツイッター(Twitter)に投稿した。

 オバマ夫人も、カリフォルニア州コンプトン(Compton)の過酷な環境からスポーツだけでなくカルチャーのアイコンにまでなり上がったセレーナをたたえ、「素晴らしいキャリアをおめでとう! コンプトン出身の少女が史上最高のアスリートの一人に成長する姿を見ることができて、私たちは何とラッキーなのだろう」とツイート。

「あなたを誇りに思う、友よ。その才能でこれからも変化し続けていくあなたの人生を見ることが待ちきれない!」とエールを送った。

 米プロバスケットボール(NBA)のスーパースター、レブロン・ジェームズ(LeBron James)もセレーナは「GOAT(greatest of all time、史上最高)」だと称賛。NBAの名選手マジック・ジョンソン(Magic Johnson)氏は、黒人アスリートに刺激を与える存在だったと敬意を表した。

 女子テニスの新星で、セレーナの後継者と目されている18歳のココ・ガウフ(Coco Gauff、米国)は、この競技を始めるきっかけになった母国の大先輩に対し、「セレーナ、ありがとう。あなたがいたから、この夢を信じられる。あなたが私に与えてくれた影響は、どんな言葉でも言い表せない。とにかく言えるのはありがとう、ありがとう、ありがとう。GOAT!」と感謝した。(c)AFP