【9月3日 AFP】米オハイオ州コロンバス(Columbus)の自宅で寝ていたところを警官に射殺された黒人男性の遺族が2日、提訴する考えを明らかにした。

 ドノバン・ルイス(Donovan Lewis)さん(20)は8月31日、自宅で就寝中、踏み込んできた警官に射殺された。ルイスさんは丸腰だった。

 警察のボディーカメラの映像には、警察犬を伴った警官1人がドアを開けた直後にルイスさんに発砲する様子が捉えられている。

 当局は調査を開始しており、アンドリュー・ギンザー(Andrew Ginther)市長は「ドノバン・ルイスさんの悲劇的な死」について「完全な透明性」を確保すると約束した。

 遺族は弁護士を通じて訴訟を起こす考えを示し、「(警察による)全く不必要な有形力の行使がコロンバスでは日常茶飯事になっている」と主張している。

 報道によると、コロンバス警察のエレーン・ブライアント(Elaine Bryant)署長は、警官が発砲したのは、ルイスさんが手を上げ、何かを持っているように見えたためだが、見つかったのは電子たばこだけだったと説明している。(c)AFP