【9月3日 AFP】欧州サッカー連盟(UEFA)は2日、ファイナンシャル・フェアプレー(FFP)制度に違反したとして、フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)やイタリア・セリエAのインテル(Inter Milan)、ユベントス(Juventus)に対し、罰金を科すと発表した。

 3クラブの他にセリエAのASローマ(AS Roma)とACミラン(AC Milan)、トルコ1部リーグのベシクタシュ(Besiktas)、フランス・リーグ1のオリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)とASモナコ(AS Monaco)も処分の対象となった。

 UEFAのクラブ財務管理組織(CFCB)が、2018〜22年の会計を調査した結果、各クラブが「収支均衡義務」に違反したことが分かった。

 最高額はPSGの1000万ユーロ(約14億円)で、ローマは500万ユーロ(約7億円)、インテルは400万ユーロ(約5億6000万円)、ユベントスは350万ユーロ(約4億9000万円)、ミランは200万ユーロ(約2億8000万円)の支払いを命じられた。ベシクタシュは60万ユーロ(約8400万円)で、最低額はマルセイユとモナコの30万ユーロ(約4200万円)だった。

 ただし、各クラブが支払いを命じられた罰金の合計額は実際の15パーセントで、今後3年間で合意に違反すれば罰金額が増える可能性がある。その場合、PSGの罰金額は6500万ユーロ(約91億円)に上る。(c)AFP