【8月30日 CGTN Japanese】中国の平陸運河プロジェクトが28日、南西部の広西チワン族自治区(Guangxi Zhuang Autonomous Region)欽州市(Qinzhou)霊山県(Lingshan)で建設を開始しました。これは新中国成立(1949年)以来、中国が切り開いた初の江海複合輸送戦略大通路が正式に着工することを意味します。 

 平陸運河は中国西部の陸海新通路の重大戦略プロジェクトで、広西チワン族自治区横州市(Hengzhou)西津庫区平塘江口から始まり、欽州霊山県陸屋鎮(Luwu)を経て欽江に沿って北部湾に入り、全長は約135キロとなります。運河は水上輸送機能を中心として、給水、灌漑(かんがい)、洪水防止、水生態環境の改善などの機能を組み合わせ、5000トン級船舶の通航が可能です。

 運河の投資総額は727億3000万元(約1兆4553億円)で、建設工期は約54カ月です。完成後は研究・論証中の湘桂運河とつないで長江、珠江および北部湾を縦断することになり、中国ー東南アジア諸国連合(ASEAN)経済貿易協力の促進に重要な意義を持つようになります。(c)CGTN Japanese/AFPBB News