【8月29日 CGTN Japanese】このほど終了した世界ロボット大会2022では、バイオニクスとスマート化のレベルの高さから、人型ロボット(バイオニックヒューマノイド)が会場で最も注目を浴びましたが、テスラ(Tesla)やシャオミ(Xiaomi、小米科技)が相次いで人型ロボットの発売を発表し、この分野がさらに注目を集めています。

 現在、多くの企業がハイテク感と未来感のある人型ロボットの開発に力を入れています。シャオミはこのほど、自社開発の人型ロボット「サイバーワン(CyberOne)」を初めて発表しました。「サイバーワン」は自社開発のMi-Sense奥行知覚モジュールを搭載し、AIインタラクティブアルゴリズムを組み合わせることで、完全な3次元空間感知能力を持つだけでなく、人物の識別、ジェスチャーの識別、表情の識別を実現し、人間の各種の動作を模倣することができるということです。

 また、テスラのイーロン・マスク(Elon Musk)最高経営責任者(CEO)もこのほど、テスラの人型ロボット「オプティマス」の最新の詳細を発表し、ロボット「オプティマス」の価値は電気自動車や完全自動運転の事業を上回ると予言しました。

 現在、人型ロボットは主に二つの陣営が中心となっています。日本を代表とする在宅介護や人間と交流するフレンドリーなロボットとしては、以前にソフトバンク(SoftBank)のペッパー(Pepper)とホンダ(Honda Motor)のアシモ(ASIMO)の二つの代表的な製品が発売されていました。欧米勢の代表的な製品はボストン・ダイナミクスのアトラスです。このタイプのロボットは特に運動協調性が高く、主に屋外での運搬や物流、野外での軍事用途などに適します。

 現在、中国は世界最大のロボット応用市場になっています。「中国ロボット産業発展リポート」によると、2022年の中国のロボット市場の規模は約1200億元(約2兆3939億円)で、ここ5年間の年平均成長率は22%に達しており、2024年までには中国のロボット市場の規模は1700億元(約3兆3913億円)を超えるだろうと見込まれています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News