【8月29日 AFP】ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)元米国務長官(74)は28日、「踊り続けて」とのメッセージと共に自身が踊っている写真をツイッター(Twitter)に投稿し、パーティーに興じる映像が流出して批判を浴びているフィンランドのサンナ・マリン(Sanna Marin)首相(36)への連帯を示した。

 クリントン氏が投稿したのは、2012年に国務長官としてコロンビアを訪問した際、クラブで人々に交じって笑顔で踊っている自身の写真。マリン氏のユーザー名を入れ、「踊り続けて、@marinsanna」と呼び掛けた。

 マリン氏はすぐに、「ありがとう@Hillary Clinton」とハートの絵文字を添えて返信した。

 マリン氏は、パーティーで友人たちと踊り騒ぐ動画が流出。さらに、首相公邸で上半身裸の女性2人が「フィンランド」と書かれたパネルで胸を隠してキスをする写真も流出し、謝罪に追われた。

 党首を務める社会民主党の集会で、マリン氏は「私は人間だ。暗雲の中で、喜びや光、楽しみを求めることもある」と釈明。「仕事は一日も休んだことはない」と訴えた。

 マリン氏の振る舞いをめぐっては、首相として不適切だとの批判がある一方で、私生活で友人と楽しむ権利はあると擁護する声もある。(c)AFP