コート上の装いにも大注目 S・ウィリアムスの個性的ウエア10選
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■2018年全仏オープン スーパーヒーロー風ジャンプスーツ
2018年の全仏オープンで披露した黒のジャンプスーツは、とりわけ大きな物議を醸した。セレーナは大ヒットした映画『ブラックパンサー(Black Panther)』を引き合いに出しながら、「これを着ると戦士の気持ちになれる。ワカンダの戦う王女にね。ずっとスーパーヒーローになりたかった」とコメントした。
しかし大会側はこのウエアをよく思わず、翌年以降の着用を禁止した。フランステニス連盟(FFT)のベルナール・ジウディセリ(Bernard Giudicelli)会長は「競技を尊重し、場所をわきまえる必要がある」と強調した。
■2018年全米オープン 黒のチュチュ
キャットスーツを禁止された後の全米オープンには、チュチュに似た黒のワンピースで出場した。上半身は左腕が長袖、右腕がノースリーブというデザインだった。
■2021年全豪オープン ジョイナーリスペクト
2021年の全豪オープンには、鮮やかな赤、ピンク、黒に色分けされ、右脚だけ覆われたジャンプスーツで臨んだ。本人は、陸上短距離の故フローレンス・グリフィス・ジョイナー(Florence Griffith-Joyner)氏をリスペクトしたものだと話した。
■2021年ウィンブルドン トレーン付きウエア
同年のウィンブルドンでは、取り外し可能な白のトレーン(引き裾)が付いたウエアでコートに姿を見せた。ところがセレーナは、アリアクサンドラ・サスノビッチ(Aliaksandra Sasnovich、ベラルーシ)との1回戦で右脚を負傷し、わずか6ゲームで途中棄権。ファッションの印象はすぐに忘れ去られた。
■2022年全米オープン ダイヤ入りウエア
最後の出場となった2022年の全米オープンでも、セレーナは見る人の目を引くウエアをまとった。スカートは自身の全米オープン優勝回数にちなんだ6層重ねで、上半身にはダイヤモンドがあしらわれていた。米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)は「巨星のお別れのために作られたドレス」と表現した。
本人は後に、ウエアは急いで調整したことを明かし、「6勝を表すために6層を用意したけど、重すぎたから4枚は外した」と話した。(c)AFP