【8月21日 AFP】ロシアが2014年に併合したウクライナ南部クリミア(Crimea)半島セバストポリ(Sevastopol)のロシア軍黒海(Black Sea)艦隊の司令部上空で20日、無人機が撃墜された。地元当局が明らかにした。

 セバストポリのミハイル・ラズボジャエフ(Mikhail Razvojaev)市長は、メッセージアプリのテレグラム(Telegram)に「無人機は司令部の真上で撃墜された」と投稿。ウクライナ軍による攻撃だと非難した。

 ラズボジャエフ氏によると、無人機は司令部の屋上に落下して炎上した。大きな被害や死傷者は出ていないという。

 司令部は先月31日にも無人機攻撃を受け、5人が負傷。同日予定されていたロシア海軍記念日の行事は中止を余儀なくされた。

 一方、ロシアメディアによると、20日には親ロシア派勢力によって南東部マリウポリ(Mariupol)の市長に任命されたコンスタンチン・イワシュシェンコ(Konstantin Ivashchenko)氏が暗殺の標的となった。

 国営ロシア通信(RIA)は警察筋の話として、イワシュシェンコ氏が乗る車両が動物園を通過したところで爆発が起きたと報じた。同氏にけがはなかったという。(c)AFP