【8月21日 AFP】テニス、ウェスタン&サザンオープン(Western & Southern Open 2022)は20日、女子シングルス準決勝が行われ、ペトラ・クビトバ(Petra Kvitova、チェコ)が6-7(6-8)、6-4、6-3の逆転でマディソン・キーズ(Madison Keys、米国)に勝利し、決勝に進出した。

 ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)を2回制しているクビトバは、2012年と2018年にもこの大会で4強入りしているが、決勝進出は今回が初。決勝では第6シードのアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka)を破ったキャロリン・ガルシア(Caroline Garcia、フランス)と激突する。

 これで世界ランキング20位以内に復帰することも決まった32歳のクビトバは、「信じられない試合だった。厳しい展開は覚悟していたが、ここまでとは思わなかった」とコメントし、「とにかくやり続けて、(第1セットを落とした後は)ブレークを狙った。だんだんと落ち着いてきて、チャンスを待っていたらやってきた」と話した。

「何とか勝ちきることができてうれしい。ランキングは気にしていない。大切なのはまた決勝に進出できたこと」

 これでキーズとの通算戦績を5勝4敗としたクビトバは、自身12回目となるWTA 1000大会決勝に臨む。

 一方のガルシアはサバレンカを6-2、4-6、6-1で下し、予選勝者として史上初めてWTA 1000大会の決勝進出を記録。「誰もこうなることは予想していなかったと思う」と驚きつつ、「素晴らしい気分。長い道のりとなっているが、自分の成し遂げたことを誇りに思うし、決勝に勝ち残れてうれしい」と喜んだ。(c)AFP