【8月19日 AFP】29日開幕の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2022)、女子シングルスで大会連覇を狙うエマ・ラドゥカヌ(Emma Raducanu、英国)が18日、大会へ向けた意気込みを語った。

 19歳のラドゥカヌは、予選からの出場となった前回大会を1セットも落とすことなく制し、奇跡のような四大大会(グランドスラム)優勝を果たした。

 この日は第10シードとして臨んだウェスタン&サザンオープン(Western & Southern Open 2022)の3回戦で、第7シードのジェシカ・ペグラ(Jessica Pegula、米国)に5-7、4-6で敗れたが、「あの街(ニューヨーク)を訪れるのがとても楽しみ。もちろん大会自体も。(全米オープンでは)ジュニアの頃から特別な思い出があった中で、昨年にはああいうことがあったから」とコメントした。

 現在は昨年の全米オープンの試合を陣営と見返しているというラドゥカヌ。「プレゼント(相手のミス)をたくさんもらったり、もしかしたら相手が少し緊張したりしていた瞬間もあった」としつつ、「選手として成長していると思う」と手応えを口にした。

「大きなことを成し遂げたと思うが、(前回大会では)完全に自由にプレーしていた。それがまたできつつある」

 前哨戦のウェスタン&サザンオープンでは敗退となったが、セレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)とビクトリア・アザレンカ(Victoria Azarenka)を立て続けに撃破して3回戦に進出しており、本人もそこまで気にしていない様子だ。

 ラドゥカヌは「今週はすごく楽しめた。ミスをしたとしても、ほとんど前向きなもののようだった」と振り返り、「私にとって今週は大きな一歩になった。実際に自分のショットを打っていけた数少ない大会の一つだった」と話した。(c)AFP