中国サッカーで八百長疑惑、協会が取り締まりへ
発信地:北京/中国
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【8月20日 AFP】中国国営メディアは19日、複数のサッカークラブで八百長の疑いがあったとして、同国サッカー協会(CFA)が取り締まる決意を示したと報じた。
サッカー大国になることを目指している中国だが、2000年代には代表チームの選手や協会幹部が絡んだ大スキャンダルが起きるなど、以前から八百長や汚職に悩まされている。
国営紙の北京青年報(Beijing Youth Daily)によると、CFAはスーパーリーグ(1部)のクラブをはじめとするプロチームを会議に呼び、「醜い現象」に関して警告したとされている。また、CFAは複数のクラブが違法賭博に関与しているとの報告を受け、警察と協力して「調査と共同の取り締まり」に乗り出したことも明かしたという。
具体的なクラブ名や数は明らかにされなかった。
中国サッカーでは今月初め、広東(Guangdong)省で行われたU-15の試合で、英字紙チャイナ・デーリー(China Daily)いわく「茶番劇」があり、これをきっかけに不正行為の懸念が再燃した。
記事では、選手が「突如として戦おうとしなくなり、ふらふらとただピッチを歩き回っているように見えた」と書かれている。これについても、CFAは調査を行っている。(c)AFP