ウクライナ原発、電力供給継続を 国連総長がロシアに要求
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【8月19日 AFP】国連(UN)のアントニオ・グテレス(Antonio Guterres)事務総長は19日、ウクライナ南東部にあるザポリージャ(Zaporizhzhia)原子力発電所をめぐり、同原発を占拠するロシアに対してウクライナの送電線網から切り離さないよう要求した。
ウクライナ政府は同日、ロシア側が同原発からの送電を断とうとしていると訴えていた。
南部オデーサ(Odessa)を訪問したグテレス氏は「ザポリージャからの電力がウクライナの電力であることは明白だ。この原則は全面的に順守されなければならない」と述べた。
欧州最大のザポリージャ原発に対してはこのところ攻撃が続いており、核災害への懸念が強まっている。攻撃の主体をめぐっては、ウクライナ、ロシア両国が互いに非難している。
グテレス氏は先に訪問したウクライナ西部リビウ(Lviv)で、原発へのいかなる損害も「自殺行為」に当たると警告している。(c)AFP