【8月11日 AFP】フランス・リーグ1のオリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)は10日、FWアレクシス・サンチェス(Alexis Sanchez)と契約したと発表した。サンチェスはイタリア・セリエAのインテル(Inter Milan)との契約を解除し、フリーとなっていた。

 マルセイユは、チリ代表で140試合以上の出場を誇るサンチェスが、メディカルチェック後に本拠地スタッド・ヴェロドローム(Stade Velodrome)で契約書にサインしたと明かした。クラブ関係者によると契約期間は1年だという。

「ピッチでファンのために仕事ができたら」と報道陣に話した33歳のサンチェスは、マルセイユで何かを成し遂げるのは「個人的な目標」であり「挑戦」だとし、特に欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2022-23)での飛躍を誓った。

 サンチェス加入は、今季欧州最高の舞台に復帰するマルセイユにとって大きな後押しとなる。

 昨季リーグ戦を2位でフィニッシュしたマルセイユは、チャンピオンズリーグにグループリーグから登場するが、チームを率いたホルヘ・サンパオリ(Jorge Sampaoli)前監督が退任し、元クロアチア代表DFイゴール・トゥドール(Igor Tudor)氏が後任を務めることとなった。

 マルセイユはサンチェスにとってセリエAのウディネーゼ(Udinese)、スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)、イングランド・プレミアリーグのアーセナル(Arsenal)とマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)、インテルに続き、欧州で六つ目の所属クラブとなった。

 インテルに3シーズン在籍したサンチェスは、2020-21シーズンのリーグ優勝に貢献したものの、昨季の先発出場はわずかに9試合にとどまっていた。(c)AFP